こんにちは、こまつ(minischnauzer_k)です。
このブログでは、犬に関する疑問や不安を解決するお役立ち情報を発信しています。
でもどんなポイントをチェックすればいいの?
本記事では、上記のようなお悩みを解決します。
- 保険のマインドセットを知りたい
- ペットを飼うことのリスクってあるの?
- そもそも犬に保険は必要なの?
- ペット保険の基本的な選び方が知りたい
- ミニチュアシュナウザー飼育歴20年以上
- YouTube登録者数4,000人以上
- 「犬の栄養管理士」保有

ペット保険のチェックポイントを知ることで、愛犬にとって適切なプランを選ぶことができ、結果的に愛犬と健康で長く過ごせるようになります。
ペット保険加入時のチェックポイントを詳しく知りたい方は、
最後まで読んでみてください。
本記事は、ペット保険会社を選ぶ際に抑えるべきポイントをお伝えする記事です。
具体的な商品を比較検討したいという方は、「大手2社を徹底比較!愛犬に最適なペット保険プランがわかります【アニコム/アイペット】」をご覧ください。
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保険のマインドセット

まずは保険のマインドセットから行いましょう。
初めに理解しておくことがあります。
保険は加入者が儲かる金融商品ではない
あくまでも、安心を買う、経済的なリスクを取り除く/小さくするものだということです。
保険というものは、基本的に以下の仕組みになっています。

保険については、得をする・損をするという捉え方はやめましょう。
ペット保険に加入すべきかどうか
ペット保険に加入する必要は100%ではありません。
- 万が一が起きた時のために加入する
- 実際に入院等が起こった際に実費で全額精算する
考え方は飼い主さん次第です。
次章からの解説を見て、判断いただければと思います。
ペットを飼うことの2大リスク

ペットを飼うことのリスクは大きく2つあります。
リスクを知っておかないと、
経済的な損失になる可能性が出てきます。
2大リスクは以下のとおりです。
損害賠償責任を受けるリスク
順番に見ていきましょう。
病気や怪我による経済的なリスク
まずは、病気や怪我による経済的なリスクです。
このリスクを知らないと、
経済的に苦しむことになり、最悪の場合ペットを手放すことになります。
病気や怪我をした際、人間であれば国民皆保険制度により多くの方が、医療費全体からの3割負担になります。
しかしペットの場合は、国民皆保険制度に相当する保険が存在しておらず、自由診療になります。
すなわち、愛犬が突発的な事故に遭ってしまった際や大きな病気を患った場合、飼い主さんの全額負担になってしまうのです。

以下は、保険会社への請求回数が多い傷病(手術時)のランキングです。
保険に入っていないと、最低でも70,000円以上の自己負担が必要になります。

ペットを飼うことは、経済的なリスクを負うことになります。
損害賠償請求を受けるリスク
続いて、損害賠償を受けるリスクです。
ペットで損害賠償?と思うかもしれませんが、
とんでもない高額な賠償を負っていしまう可能性があります。
愛犬が第三者の物を壊したり、怪我を負わせたりしてしまった場合、飼い主として法律上の損害賠償請求を負うことになります。
引用:民法709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
実はこのリスク、かなり大きなリスクです。
下記は実際に起きたケースです。
愛犬が第三者に怪我を負わせてしまっただけで、なんと1725万円もの支払いを命じる判決が下りました。

このリスクに対する保険は「個人賠償責任保険」で行います。
個人賠償責任保険
損害賠償リスクのために、個人賠償責任保険を解説します。
個人賠償責任保険
個人またはその家族が、日常生活で誤って他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険です。
1. お店で、代金を支払う前に商品を落とし、壊してしまった。
2. 飼い犬を散歩中、飼い犬が他人をかんでケガをさせてしまった。
3. 野球のバットを振っていたら、そばにいた人にケガをさせてしまった。
4. 誤ってベランダから鉢植えを落とし、駐車中の他人の車にキズをつけてしまった。
5. 自転車に乗っていて、歩行者をはねてしまった。
個人賠償責任保険は単独での契約も可能ですが、ペット保険・火災保険・自動車保険等の特約として付帯が可能です。
個人賠償責任保険の大きな特徴が、補償の範囲がとても広いことです。
契約者はもちろん、同居している親族や別居している未婚の子供、ペットまでみんな保険の対象になります。
そのため、自分自身は加入していない認識でも、知らず知らずのうちに加入している可能性もあります。

賃貸にお住まいの方は、既に加入済みの可能性が高いです。
お家を借りる際に火災保険に加入していると思いますが、実は火災保険に付帯している特約の多くが個人賠償責任保険を含んでいるんです。
持ち家にお住まいの方は、意識的に加入するようにしましょう。
自動車保険や火災保険などの特約付帯しているものを選べば、更新漏れの心配がありません。
ペット保険を主に提供している保険会社の『個人賠償責任保険』は上限1,000万円の場合が多く、高額補償に対応していないものが多いので注意が必要です。
更に事故相手と交渉してくれる示談交渉サービスも付いていないことが多いです。
個人賠償責任保険に加入するのであれば、全てを対応してくれる大手損害保険会社がおすすめです。
大手損害保険会社であれば、補償を無制限にしても年間2,000円程度で済みます。
損害賠償請求を受けるリスクは、ペットを飼う上でも最も気をつけたいリスクになりますので、ペットを飼う際は個人賠償責任保険への加入をおすすめします。
犬に保険が必要な理由

犬に保険が必要な理由を解説します。
前章で解説したペットを飼うことへの2大リスクに加えて、
犬特有の理由があります。
我が家の愛犬をペット保険に加入させておいた方がいい理由は、以下3つです。
犬に保険が必要な理由
1つずつ確認しましょう。
1.誤飲しやすい犬の習性
犬に保険が必要な理由の1つ目は、誤飲しやすい犬の習性です。
犬の習性として口で咥えてものを認識する傾向が強く、何でも口に入れてしまいます。
特に子犬期は好奇心旺盛に何でも咥えてしまうので、誤飲事故がとても多くなっています。
毛布やおもちゃを噛んでいるうちに一部を壊して飲み込んでしまう事例が代表的なものです。

犬の習性上、誤飲による手術等に備えてペット保険に加入すべきでしょう。
2.皮膚病等の日常的な病気が多い
犬に保険が必要な理由の2つ目は、皮膚病等の日常的な病気が多いことです。
皮膚病は日常的にみられる犬の病気の一つです。
原因はアレルギー・細菌・寄生虫などが主です。
症状は、脱毛が起きたり、発疹や痒みが出たりです。
1回の治療費は約3,000円前後が多いですが、皮膚病は繰り返すものが多く、塵も積もればです。

日常的に罹ることの多い皮膚疾患に備えるのであれば、ペット保険に加入しましょう。
3.平均寿命の延びによる診療費の増加
犬に保険が必要な理由の3つ目は、平均寿命の延びによる診療費の増加です。
犬の平均寿命はどんどん伸びています。

その理由として、以下が挙げられます。
- 屋内で過ごすことが増え、ストレスの少ない環境になった
- 栄養価が高いフードが与えられるようになった
- 高度医療を受けられるようになった
平均寿命が延びると同時に、高齢化による病気や怪我の多発、介護の必要性が高まっており、診療費等の金銭的な負担が増えています。
高齢化による病気に備えるためにも、ペット保険を検討してください。
ペット保険の基本的な選び方

ペット保険の基本的な選び方です。
いきなりですが、ペット保険を扱っている会社ってどのくらいあるかわかりますか?
実は、20社近くもあるんです。
その会社の中から条件を絞っていき、よいペット保険会社を探します。
ペット保険は基本的に以下2つの条件を満たしているものを選びます。
ペット保険の基本的な選び方
STEP1.損害保険会社の商品
STEP2.動物病院で窓口精算できる商品
STEP3.残った会社の商品を比べる
順番に確認しましょう。
STEP1.損害保険会社の商品
ペット保険を選ぶ際は、必ず損害保険会社のサービスを選びます。
その理由は、
補償金額の上限や会社破綻時の対応にあります。
ペット保険を扱っている会社は、以下の2つに分類されます。
ペット保険の取り扱いがある会社
1.損害保険会社
2.少額短期保険会社
参入要件や取り扱い商品に違いがありますが、詳細は下記のとおりです。

ペット保険への加入で迷っているみなさんに関係が深いポイントは以下です。
チェックしたいポイント
1.補償金額の上限
補償金額の上限を比較します。
損害保険会社であれば、補償金額の上限を無制限にすることができます。
しかし、少額短期保険会社だと上限1,000万円までの商品が多く、前述のとおり補償金が足りない事例もあります。

2.会社破綻時の対応
会社破綻時の対応を比較します。
損害保険会社は、損害保険契約者保護機構に加入しているので、万が一の場合もそこが支払ってくれます。
一方で少額短期保険会社の場合は、法務局に預託金として1,000万円を預けており、これが万が一のセーフティネットです。

そんな補償内容が手厚い損害保険会社ですが、以下4社が該当します。
損害保険会社
ペット保険の基本的な選び方として、まずは上記4社の損害保険会社から選ぶようにしましょう。
※実はもう一社、ペット&ファミリー損害保険株式会社という損害保険会社があります。
こちらの会社は、2019年に少額短期保険会社から損害保険会社になった背景があります。
損害保険会社には変わりがないのですが、資本が大きく補償が手厚い保険会社の方が安心という観点から選択肢より外させていただきます。
STEP2.動物病院で窓口精算できるサービス
ペット保険を選ぶ際は、動物病院で窓口精算できるサービスを選びましょう。
その理由ですが、
圧倒的に手続きが楽だからです。
ペット保険の保険金請求方法は、以下2種類に分けられます。
ペット保険金請求方法
1.窓口精算
2.後日精算
多くのペット保険は、「後日精算」にしか対応しておらず、請求手続きが面倒というデメリットがあります。
動物病院で診療費を支払う
↓
保険会社に保険金の請求書類と診療時の明細を送付
一方で窓口精算の流れは、人間が病院で医療費を支払う流れと同じで、病院の窓口で診療費を支払うだけというとてもシンプルなものになっています。

そんなとても便利な窓口精算ができるサービスは以下2社の特定商品にのみあります。
動物病院で窓口精算ができるサービス
1.アニコム損害保険株式会社
2.アイペット損害保険株式会社3.アクサ損害保険株式会社4.au損害保険株式会社
窓口精算が可能という点で、ペット保険の加入は上記2社から選んだ方がよいでしょう。
STEP3.残った会社の商品を比べる
最後に残った2社の商品を比べましょう。
ここまできて残った会社は以下2社です。
残った2社
「大手2社を徹底比較!愛犬に最適なペット保険プランがわかります【アニコム/アイペット】」にて、2社の具体的な商品を徹底比較し、愛犬に合ったプランを紹介していますので、確認してください。
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まとめ:リスクを知って2社から選ぼう

本記事では、ペット保険選びのポイント3STEPを解説しました。
おさらいしましょう。
- STEP1.損害保険会社の商品
- STEP2.動物病院で窓口精算できるサービス
- STEP3.残った会社の商品を比べる
ぜひ大手2社から愛犬にあったペット保険を見つけてくださいね。
「大手2社以外のペット保険プランも比較検討したい」という方は、 保険スクエアbang!/ペット保険資料一括請求
を参考にしてみてください。
最大11社の保険プランが比較できるので、愛犬に最適プランを見つけやすいです。

本記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!