こんにちは!こまつ(minischnauzer_k)です!
「ペット保険に入りたい!でもどんな項目を比べればいいの..?」というお悩みはないでしょうか?
そんな方に向けて、今回はペット保険加入時の抑えるべきポイント講座を作成しました。
ペット保険って加入する必要があるの?
加入せずに病気にかかった際にどれくらいお金がかかるか知りたい!
どんな項目を比較するべきなの?

それでは、具体的な内容を見ていきましょう!
保険のマインドセット

まず初めに、保険は加入者が儲かる金融商品ではないということを理解しましょう。
あくまでも、安心を買う、経済的なリスクを取り除く/小さくするものだということです。
保険というものは、基本的に

になる仕組みになっています。
保険については、得をする、損をするという捉え方はやめましょう。
とはいえ、必ず加入する必要があるわけではなく、
万が一が起きた時のために加入するのか、実際に入院等が起こった際に実費で全額精算するのか、じっくり考えていく必要があります。
きちんと学んで、じっくり考えましょう!
ペットを飼うことの2大リスク

ペットを飼うことへのリスクは大きく分類して2つあります。
病気や怪我による経済的なリスク
人間であれば、病気や怪我をした際には『国民皆保険制度』(病院へ行った際に保険証を出すあれです)によりほとんどの方が、3割負担になります。
しかしペットの場合は、『国民皆保険制度』に相当する保険が存在しておらず、自由診療になります。

すなわち、愛犬が突発的な事故に遭ってしまった際や大きな病気を患った場合、飼い主さんの全額負担になってしまうのです。
以下は、保険会社への請求回数が多い傷病(手術時)のランキングです。
保険に入っていないと、最低でも70,000円以上の自己負担が必要になります。

損害賠償請求を受けるリスク
愛犬が第三者の物を壊したり、怪我を負わせたりしてしまった場合、飼い主として法律上の損害賠償請求を負うことになります。
引用:民法709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
実はこのリスク、かなり大きなリスクなんです。
下記は実際に起きたケースです。
愛犬が第三者に怪我を負わせてしまっただけで、なんと1725万円もの支払いを命じる判決が下りました。

このリスクに対する保険は『個人賠償責任保険』で行います。
ペット保険や火災保険、自動車保険などで特約として付帯が可能ですし、『個人賠償責任保険』単独での契約も可能です。
『個人賠償責任保険』は補償の範囲がとても広い保険になります。
契約者はもちろん、同居している親族や別居している未婚の子供、ペットまでみんな保険の対象になります。

賃貸にお住まいの方は、既に『個人賠償責任保険』に加入済みかもしれません。
理由としては、お家を借りる際に火災保険に加入しており、火災保険に付帯している特約の多くが『個人賠償責任保険』を含んでいるからです。
持ち家にお住まいの方は、意識的に加入しましょう。
自動車保険や火災保険などの特約付帯しているものを選べば、更新漏れの心配がありません。
クレジットカードでも一部のカードで『個人賠償責任保険』が付帯されていますが、プラチナカードなど上位カードに限られます。
通常のクレジットカードでは、国内の旅行中のみ補償する内容になっていますので、注意が必要です。
また、ペット保険を主に提供している保険会社の『個人賠償責任保険』は上限1,000万円の場合が多く、高額補償に対応していないものがほとんどなので注意が必要です。
更に事故相手と交渉してくれる示談交渉サービスも付いていないので、万が一の際はかなり大変です。
ですので、ペット保険を主に提供している保険会社の『個人賠償責任保険』はおすすめしません。
『個人賠償責任保険』に加入するのであれば、全てを対応してくれる大手損害保険会社の『個人賠償責任保険』がおすすめです。
大手損害保険会社であれば、補償を無制限にしても年間2,000円程度で済みます。
犬に保険が必要な理由

我が家の愛犬をペット保険に加入させておいた方がいい理由は、以下3つです。
誤飲しやすい犬の習性
犬は他の動物に比べて、口で咥えてものを認識する傾向が強く、何でも口に入れてしまいます。
とりわけ子犬期は好奇心旺盛に何でも咥えてしまうので、誤飲事故がとても多くなっています。
毛布やおもちゃを噛んでいるうちに一部を壊して飲み込んでしまう事例が代表的なものです。

皮膚病などの日常的な病気が多い
皮膚病は日常的にみられる犬の病気の一つと言われていおり、原因はアレルギーや細菌、寄生虫などが主です。
症状としては、毛がたくさん抜けたり、発疹や痒みが出たりになります。
1回の治療費はおおよそ3,000円ほどですが、皮膚病は繰り返すものが多く、積み重なると年間の診療費はみるみるうちに大きくなっていきます。

平均寿命が延びており診療費が増大している
犬の平均寿命はぐんぐん伸びています。
その理由として
- 屋内で過ごしストレスの少ない環境になった
- 栄養価が高いフードが与えられている
- 高度医療を受けられるようになった
等が挙げられます。
それと同時に、高齢化による病気や怪我の多発、介護の必要性が高まっており、診療費等の金銭的な負担も増えています。

ペット保険の基本的な選び方

ペット保険は、基本的に以下2つの条件を満たしているものを選びます。
動物病院で窓口精算できる商品
動物病院で窓口精算ができるサービスは以下3社の特定商品にのみあります。
窓口精算のメリットは手続きがシンプルなことです。
窓口精算は人間が病院で医療費を支払う流れと同じで、病院の窓口で診療費を支払うだけです。
一方で、窓口精算でない場合は、まずは窓口精算と同じように動物病院に診療費を支払います。
そして後日、保険会社に保険金の請求書類と診療にかかった明細を送付する必要があります。

損害保険会社の商品
ペット保険を扱っている会社は、以下の2つに分類できます。
- 損害保険会社
- 少額短期保険会社
2つの会社の主な違いは図のとおりです。

ペット保険に入ろうか迷われている皆さんに関係があるポイントは
になります。
補償金額の上限
損害保険会社であれば、補償金額の上限を無制限にすることができます。
しかし、少額短期保険会社だと上限1,000万円までの商品が多く、先に紹介したように補償金が足りない事例もあります。

会社破綻時の対応
損害保険会社は、に加入しているので、万が一の場合もそこが支払ってくれます。 損害保険契約者保護機構
少額短期保険会社の場合は、法務局に預託金として1,000万円を預けており、これが万が一の際のセーフティネットになります。

実際に会社を絞る

ペット保険を選ぶ際にどこをチェックすればいいかわかったので、それに照らし合わせながら実際に会社を絞っていきます。
いきなりですが、ペット保険を扱っている会社ってどのくらいあるかわかりますか?
実は、20社近くもあるんです。
それらの会社について今まで紹介してきた内容を踏まえて次の順番で絞っていきます。
- STEP1損害保険会社を選ぶ
- STEP2動物病院で窓口精算できる商品があるか
- STEP3残った会社の商品を比べる
STEP1.損害保険会社を選ぶ
まずは、補償内容が手厚い損害保険会社を選びますので、以下5社に絞られます。
STEP2.動物病院で窓口精算できる商品があるか
次に動物病院で窓口精算できる商品を持っている会社を選びますので、以下3社に絞られます。
そしてここでもう一度、STEP1.損害保険会社を選ぶの選定基準に戻ります。
実は、は、2019年に少額短期保険会社から損害保険会社になりました。 ペット&ファミリー損害保険株式会社
資本が大きく補償が手厚い保険会社の方が安心という観点から選択肢より外させていただきます。
STEP3.残った会社の商品を比べる
ここまできて残った会社は以下2社です。
この先は、上記2社の具体的な商品を比較して、皆さんそれぞれの愛犬に合ったものをご紹介していきますので、下記の記事をご覧ください!

まとめ

ペット保険に加入する際にどこをチェックすればいいかを知っていただけたと思います。
おさらいしましょう!
- 保険は『安心を買う』、『経済的なリスクを小さくする』ものだと捉える
- ペットを飼うことは
『病気や怪我による経済的リスク』と『損害賠償請求を受けるリスク』があることを知る - 保険会社は、『動物病院で窓口精算ができる商品を扱っている』かつ『損害保険会社』を選ぶ
- 基本的にアニコムとアイペットの2社の商品から選ぶ
ペット保険加入時のチェックポイントを知りたい方は、本記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!